ピロリ菌に感染してどんな症状がありますか?

ピロリ菌とは、西オーストラリア大学のロビン・ウォーレン名誉教授とバリー・マーシャル教授によって発見された胃粘膜に存在している細菌です。ピロリ菌が発見された前に胃には強い酸があるため、細菌はいないという認識が医学界に受けられていました。長時期の研究によってピロリ菌は胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの胃の病気を引き起こす重要な原因とされています。更にWHO の外部組織であるIARCは1994年に「ピロリ菌は胃がんの原因である」という報告を発表しました。こういう報告は画期的な意義があると認められています。

ピロリ菌の感染経路について、口から口での感染、また糞、食べ物や飲み水から感染する経口感染が多いと認められています。一般的に衛生環境が悪い時期、ピロリ菌の感染率が高い、生活環境が改善され、生活習慣も衛生的に変化してきた現在でピロリ菌の感染率が低くなると報告されています。

一般的にピロリ菌に感染する場合、自覚症状がありません。胃もたれが続く、胸焼けや吐き気がする、下痢が続く、なんとなく食欲がない、おならが頻繁に出る、口臭が気になる、貧血がある、空腹時や食後の胃の痛みなどの症状が現れてくる場合、胃炎や胃潰瘍などの病気になってしまったことがあるかもしれませんが、注意してください。